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朝令暮改

永野昭二 (64) 筆耕業:上屋久町宮之浦 (H18. 4/13)

行財政改革を目的とする合併をめぐって、混乱の続いた屋久島の政治状況の中にあって、これまでの上屋久町議会の小さくはあっても前向きな努力を高く評価していた町民の一人として、三月議会における「議員報酬の増額決定」には、正直がっかりしてしまいました。

合併議論が進むなかで、「議員定数の減」、「議員報酬の減額」を議会が提案、可決した英断に、町民は大きな拍手をおくり、議会自らもこれを誇らしげにうたっていたのは、ついきのうのことでした。

町民の多くは、次の段階として、町長初め特別職の更なる報酬減額、退職金の見直し、年金制度、あるいはこれまで聖域とされてきた職員給与の問題等についても踏み込んだ議論を期待していました。

そしてこんな議会であれば、来年三月三十一日に予定される屋久町との合併への議論についても、安心して任せられると思い始めた矢先の今回の御手盛り決定は、これから押し寄せて来るであろう行財政改革の荒波を、共に乗り切ろうとしていた町民の覚悟に、水をかける結果になることが、心配でなりません。

 

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