木原滋文の島人コラム Vol.29

 

日日是好日 (2) 「健康第一」

「日日是好日」は「にちにちこれこうじつ」と読む。
中国の宗の時代に書かれた仏書に出てくる言葉だそうだ。
「一日一日が、平和で幸福でありますように」という願いであり、期待であり、指針のようなものだろう。
私にとっては、いわゆる「神頼み」ではなく、自らそれを意識するようにという思いから、最近の座右の銘(ちょっと大げさかもしれないが)にしている。

今の私にとって幸せというのは、毎日が元気であることだ。
というのは、今年の2月早々から、年中行事のような腰痛が襲ってきた。
いつもの薬を飲んでも一向に治らない。
おまけに今までにない、脚に激痛が走るというおまけまでついてきた。
そこで病院に行ってレントゲンを撮ってみると、骨が劣化していて、腰椎がずれると、中の神経に触れ、痛みを生ずるとのことであった。
一種の老化現象である。
即効性は期待できないが、といって薬を処方してもらった。
その薬を服用したり、湿布薬を貼ったりしながらも、草刈機を使うことはおろか、元気に歩き回ることなど、もう出来ないかもしれないと半ば諦め気味であった。
この話を聞いた後輩が、騙されたつもりでと漢方薬を紹介してくれた。
なんでも血液中の尿酸が排出され、血の巡りをよくする効果があるとのことであった。
病院の薬の効き目もあらわれたのかもしれないが、その薬は今も飲み続けており、体調も以前の状態に戻っている。
まさか、薪割りをしたり、チェーンソーを使ったりすることなどとはと、感謝しているところである。
この健康を維持していくためには、無理をしないことと自分に言い聞かせている毎日である。

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