岩手(盛岡)にやってきた!(2)
〜盛岡の4月〜
岩手(盛岡)での生活が、早いもので丸二年過ぎた。
二重窓の生活があたりまえとなり、
マイナスの世界にも慣れてきた(ような気がする)。
我が家の合言葉は
「今日は何度かな?」
である。
車には外気温が表示されるので、
ボタンを押す前に
「さて、今日は何度?」
と聞くと
子供たちは
「1度!」、
「マイナス3度!」
などと口々に答える。
屋久島に住んでいたときは
こんなに気温を意識したことはなかった。
そのためか、
10度も5度も1度も、だいたいこんなもの
という想像がまったくつかなかった。
盛岡に越して来た時も、
冬はマイナス15度まで下がるらしいという話にも
ただ、
「おそろしく寒い」
という想像だけで、
まったくその世界をイメージできなかった。
(屋久島はそんな気温になったことがないので、
当たり前といえばあたりまえだが・・・)
いかに私が
気温なんてまったく気にする必要のない暖かいところで、
ぬくぬくと育ってきたかがわかる。
4月に入って、
「今日は8度もあるのに、風が冷たいから寒い」
などという会話も聞かれる。
山にはまだ雪がたくさん残っている。
岩手山には大体6月くらいまでは雪が積もっている。
昔から
「山に雪が残っている間は油断するな」
と言われているらしい。
日中、どんなに暖かくても、
夕方になると冷たい吹き降ろしの風が吹いて、
風邪をひきやすくなるからだ。
4月に入り、入学式・入園式の時期を迎えた。
しかしここ盛岡の桜はまだ咲きそうもない。
(盛岡の桜は4月末頃が見ごろ)
裸の桜の木の下で行われる入学式。
なんとも情緒に欠ける気がするが、
それがここ、盛岡の風物詩なのかもしれない。
■4月12日頃の桜
■入学式・入園式が終わったころに、
ようやく桜が咲きはじめる。
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