岩山郁代(旧姓)の「なひけ?」の話 Vol.8

 

新婚生活 in 屋久島 (4) 〜我が家の節分編〜

 

節分。
この日は我が家で、とても重要な日である。
昔から、まずお寺へ行き、お祓いをしてもらう。
本仏寺というお寺で和尚さんが一人ひとり、
お経を読みながら巻物を頭や肩において
お祓いをしてくれるのである。
その後、歳男、歳女による豆まきが行われる。

お寺から家に戻り、それから我が家の豆まきがはじまる。

昔から、父か母が鬼の面を頭にかぶり、豆を家の中で撒く。
そして私達子供がその豆を競って拾い集めるのだ。
一番多く拾った者の勝ち。
拾い終わり、豆を数える時が一番わくわくするのだ。
拾った豆は全部食べることができるという特権付き。
そのため、豆は落花生でなくてはならない。
豆まきで一番重要なのは
拾い集めた豆を入れる箱をどれにするかである。
大きすぎると動きにくくなるし、
小さすぎると、拾った豆を入れにくい。

そして今年もまた節分の日がやってきた。
子供は誰もいないが、両親と私達夫婦で、豆まき合戦を行った。
父が鬼の面をつけ、豆をまく。
足が痛い、腰が痛い・・・という母であるが、
このような競技には超人的な運動神経を見せてくれる。

この日の豆まきも、母が一番で、夫が二番。
そして私が三番という結果になった。


■法華宗本佛寺


■お祓いの前。みんなソワソワ・・・


■お祓い中です。

 

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