屋久島タイムスの創刊に寄せて.3

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「屋久島タイムスに期待すること」

●屋久町:栗生 上山 舜一郎さんからのメッセージ

環境問題を議論する国際的な場所で、
我々日本人が遣う「もったいない」が
共通の言葉になったと聞く。

それは外国では
言葉で表現できない”もったいない” が持っている
奥深さにあるとも聞かされ納得する。

屋久島タイムスが目指す「屋久島のあたりまえ」も
奥深さを持つ価値あるものに創り上げていってほしい。
ただの語りではなく、
活字で真意の伝わる媒体としてだ。

私は子供のころ、父親によくこう言う言葉で怒られた。

”げーにおわん”

それはやろうとしている事、
やってしまったことに対する評価であり戒めであった。

己の力不足・芸に合わない事・
役者不足で身の丈に合わない事であったからであろう。

こうした時いつも悔しい思いをしたし、
この次はやってやろうと奮起したことを思い出す。

情報が溢れている現在、
島の内外に
本当の「屋久島のあたりまえとして」”らしさ”を認められ、
屋久島タイムスが
島の屋久島タイムスに関心を寄せる人々から
(げーにおわん)と言われない様に
足をしっかりと地につけて
取材活動を充分に積み重ねて、
誤解を招かないためにも
活字で伝えられる情報発信の要となってほしいと念願する。

そして熱烈な屋久島タイムスのファンになりたい。

”屋久島のあたりまえを紡ぐ”を目指す編集長殿、
頑張ってほしい。

2005.10.1
屋久町栗生 上山舜一郎

 

■プロフィール
上山 舜一郎(うえやま しゅんいちろう)
1941(昭和16)年 屋久町栗生(くりお)生まれ
昭和37年屋久町役場に農業技師(果樹)として勤務
平成10年退職
現在、NPO法人サポート&ケア屋久島常任理事

 

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