兵頭昌明の四方談義 Vol.24

 

大いに語りましょう

車座対話とか、○○と語る会とか、懇談会や懇話会、数え上げればきりがないほど、昔から様々な場面で「やらせ」は横行しています。
「短い時間の中で、効率よく」を目標に、祭りとしての成功を目指した結果が、昨年のタウンミーティング問題になったことは、みんなが承知しています。
「事前の根回し」、「話し合いでの」、これが日本の伝統文化といわんばかりに大手を振ってまかり通る世の中は拒否したいものです。

元日、共に歩いていた友、私の骨を拾うと約した若者が、一足先にあの世へと旅立ちました。
意気消沈の中で物思いに耽ると明るい展望が何一つ見えてきません。
腹に力を入れて、遠くへ視線を向ける努力をしています。
近々、懸案の入れ歯が出来上がります。
久しぶりに奥歯を噛み締められると思うと、もうしばらく頑張れそうな気がします。
本音と建前を使い分けることなく、自前のふんどしで正々堂々正面突破を計る。
そんな生き方を今年も目指したいと思います。

私のエゴは、加齢とともにますます増幅するでしょうが、その分、他者のエゴを受容できるよう努力することを、今年の目標にします。

(2007.1.12発行のレポート34より、加筆訂正)

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