兵頭昌明の四方談義 Vol.38

 

道路財源を離島航路にも

「道路財源を離島航路にも」という論調が、ぼつぼつマスメディアで取り上げられるようになり、少し救われたような気がしています。

かつて、目もくれられなかった鹿児島、種子・屋久航路が、いまや過当競争で全国の耳目を集める時代になりました。
「競争おおいに結構」と高見の見物をきめられないところに、離島住民の悲しさがあります。

国の指導と言い、県の仲介と言い、いつものことですが、肝心な住民目線が欠落しているからです。

地元の政治や行政はどうかと言えば、それぞれが各々の利害に従って、それぞれの企業サイドに立って、既得権益擁護を代弁すると言う構図で動き回っています。

一人の島人として主張させてもらえるならば、フェリーについてはニ社がそれぞれ鹿児島朝出しと島朝出しを、一日おきに交互にやればこれ以上便利なことはありませんし、企業にとっても、年間に均せば平等になるでしょう。

高速船については、先ずは共通乗船券での利用を一日も早く実現してください。

こんな素朴な島民の要求も入れて、仲介なり、指導をやって欲しいのですが、無理ですか?

(2009.2.4発行のレポート53より)

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