ニュース&コラム (2006年11月分)

 
 
 
 

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11月のニュース&コラム (2006年11月分)

●Q:屋久島はひと月に35日雨が降るの??
 A:10月はわずか7日、合計で24mmです。 (11/3)

●どうなる合併!!
 上屋久町 合併期日の賛否を問う住民投票が告示。
 19日投開票! (11/15)

●久々の雨。野も山も気持ちも潤う。 (11/18)

●どうなる合併!!
 上屋久町の
 合併期日の賛否を問う住民投票は反対多数!
 来年の3月31日の合併は事実上白紙に! (11/20)

●都会の人は田舎の人よりよく歩く?? (11/24)

●どうなる合併!!
 法定協、上屋久住民投票の結果を受け、
 合併期日をH19.10.1に変更。しかし・・・(11/27)

●口永良部島、火山性地震が増加 (11/29)

 

今月のニュース&コラム

●Q:屋久島はひと月に35日雨が降るの??
 A:10月はわずか7日、合計で24mmです。 (11/3)

鹿児島地方気象台が発表した10月の気候統計によると
屋久島の10月の降水日数は7日、
月降水量は24.0mm(平年比の8%)で
観測史上(1938年〜)最少を記録しました。

10月の平年値は303.8mm、
これまでの最少は1997年の49.0mmでした。

各種のマスコミが屋久島を表現する時、
「屋久島はひと月に35日雨が降る」という
林芙美子の小説「浮雲」の一節を用いますが
少なくとも先月はあてはまりません。

「さわやかな秋晴れ」はありがたいのですが、
ポンカン、タンカン、ビワにジャガイモ・・・
農作物への影響が気になります。

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●どうなる合併!!
 上屋久町 合併期日の賛否を問う住民投票が告示。
 19日投開票! (11/15)

11月14日、
「屋久町との合併期日(H19.3.31)の
  賛否を問う住民投票」が告示されました。

投票は11月19日(日)午前7時から午後6時です。
(*口永良部島は16日繰上げ投票)

今回の住民投票は、
合併期日(H19.3.31)に対し
「賛成欄」「反対欄」のいずれか一方に
「○」を記入する方法の投票です。
投票率50%に満たない場合は開票されません。

11月1日現在の有権者数は5,515人です。
(*1986[昭和61]年9月1日以前に生まれた上屋久町民)

 

●久々の雨。野も山も気持ちも潤う。 (11/18)

11月に入り、時折パラパラと雨の降る日がありましたが、
今日(18日)未明から、
屋久島は各地で久々に雨らしい雨が降っています。
(*屋久島各地の雨量のページへ)

野や山も潤い、農家の方々にとっては
恵みの雨ではないかと思います。

明日(19日)は、
屋久町では「町内一周駅伝競走大会」、
上屋久町では「合併期日の賛否を問う住民投票」
が行なわれます。
天気予報では、上屋久町、屋久町とも
弱い雨が降るようです。

みなさんの気持ちは、いかがなものでしょうか?

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●どうなる合併!!
 上屋久町の
 合併期日の賛否を問う住民投票は反対多数!
 来年の3月31日の合併は事実上白紙に! (11/20)

11月19日(日)、上屋久町内の
9投票所(*口永良部島は16日に繰上投票済)において
「屋久町との
  合併期日(平成19年3月31日)の賛否を問う住民投票」
が行なわれました。

結果は以下の通りです。

◇当日有権者数 5,449人(男2,593人、女2,856人)
◇投票者総数  3,813人(有効3,730、無効83)
◇投票率     69.98% (*50%以上なので開票)

●賛 成 1,452票
●反 対 2,278票
(*826票差で反対多数)

 

この結果、
11月21日の合併協定調印式は延期され、
来年3月31日の屋久町との合併は
事実上白紙となりました。

 

今後は、11月24日、
両町による屋久島地区合併協議会が開催され、
各種説明や協議が行なわれる予定です。

また、上屋久町では
先週の11月16日、
上屋久町口永良部島の野元嗣由さんらの住民グループが
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」
を求め、
有権者1,063人分の署名簿と請求書が
上屋久町選挙管理委員会に提出されています。

・・・一体どうなるのでしょうか???

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●都会の人は田舎の人よりよく歩く?? (11/24)

スポーツの秋もそろそろ終盤を迎えました。

上屋久町では26日(日)、
集落対抗の駅伝大会が行なわれます。
これで一区切りというところです。

駅伝大会は小学生から50代以上までの集落の代表が
一本のタスキをつないで走ります。

ここ一二週間、夕方になると
それぞれの集落の選手たちが
自分の走るコースを試走しています。
いやぁ〜ご苦労様です。

ぜんぜん話が変わりますが、
都会に住んでいる方々は
「島の人の方が健康的に過ごしている!」
・・・・と思っていませんか?

確かに、空気などは都会に比べると確実にきれいです。

しかし歩く距離は、都会の人の方がはるかに多いと思います。

島には、バスしか公共交通機関がありません。
しかも一時間に一本もないところもあります。
ですから、仕事に行くにしてもお買い物に行くにしても
どうしても車を使ってしまいます。

そんな生活を送っていますから、
50m位しか離れていない自販機にも
ついつい車に乗ってしまいます。

都会に暮らしていると、
マイカー通勤している人以外は
どこかに行く場合、
電車に乗ったり階段を上ったり、駅から歩いたり・・・
結構、歩かなくてはなりません。

島に暮らしていると、
ついつい車でヒュヒュイのヒュイ!です。

・・・私だけかも知れませんが・・・・。
・・・反省・・・

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●どうなる合併!!
 法定協、上屋久住民投票の結果を受け、
 合併期日をH19.10.1に変更。しかし・・・(11/27)

11月19日に上屋久町で行なわれた
「屋久町との合併期日(H19.3.31)の賛否を問う住民投票」
の結果[○賛成1,452票、○反対2,278票]を受け、
24日、クリーンセンターで
第45回屋久島地区合併協議会(法定協)が行なわれました。

協議会では矢野勝巳上屋久町長が
住民投票の結果を説明した上、
期日変更の申し入れを行い、協議に入りました。

上屋久町の委員からは「H19.10.1は時期尚早」という
意見も出されましたが、
最終的に「H19.10.1」案で
協議会委員による無記名投票を実施しました。

投票の結果は、
●賛成=16票●反対=8票で、
「合併期日は平成19年10月1日」への変更が決まりました。

次回(12/7)の法定協では
期日変更に伴う、議員特例(在任特例など)について
協議会で話し合うことになりました。
(*11/25南日本新聞の記事より)

法定協という場においては
「合併期日の変更」ということで収まり(治まり?)ましたが、
19日の住民投票前の動きを見ていると
「H19.3.31反対派」の多くは、
「期日の可否」というよりも、
「合併そのものに慎重」という主張が大半でした。

現在、上屋久町では、住民グループによる
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」の
署名簿と請求書が選管に出されています。

まだまだ、すんなり合併とはいかないような気がします。

それにしても、
「合併したら、暮らしがどのように変わるのか?」
「合併しなければ、暮らしはどうなるのか?」
・・・その辺りが私にはよくわかりません。

・・・一体どうなるのでしょうか???

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●口永良部島、火山性地震が増加 (11/29)

27日、鹿児島地方気象台は・・・
口永良部島では、
10月から火山性微動がやや増加しており、
11月25日から26日にかけて一段の増加。
また、火山性地震は消長を繰り返しながら
やや多い状態が続いている。
口永良部島の火山活動は
やや活発な状態が続いているので、
火口周辺では引き続き注意が必要。
 <火山活動度レベルは2>
今後、火山活動に変化があった場合は、
火山情報で随時お知らせします。
・・・と発表しました。

火山活動レベルとは、
火山活動の程度と防災対応の必要性を
0〜5の6段階の数値で表すものです。

●レベル5 極めて大規模な噴火活動等
 =噴火活動等広域で警戒が必要。

●レベル4 中〜大規模噴火活動等
 =火口から離れた地域にも影響の可能性があり、警戒が必要。

●レベル3 小〜中規模噴火活動等
 =火山活動に十分注意する必要がある。

●レベル2 やや活発な火山活動
 =火山活動の状態を見守っていく必要がある。

●レベル1 静穏な火山活動
 =噴火の兆候はない。

●レベル0 長期間火山の活動の兆候がない

口永良部島の火山活動レベルは2。
「やや活発な火山活動」という状態です。

口永良部島では、
昭和8年12月から翌1月11日にかけて数回噴火し、
七釜集落全焼、死者8名、負傷者26名、家屋全焼15棟、
牛馬や林耕地も大被害を受けています。
また、昭和41年から55年にかけて
7回も噴火しています。
それ以降、噴火はありませんが
やはり気になるところです。

現在、口永良部島には、約150人の方が暮らしています。
あらゆる状況に対応した
万全の防災計画が大切だと思います。

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