ニュース&コラム (2006年12月分)

 
 
 
 

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12月のニュース&コラム (2006年12月分)

●ホッとするひととき つわぶきの花 (12/1)

●どうなる合併!!
 法定協、合併期日の変更に伴い
 議員の取扱いを「在任特例2年」に変更 (12/9)

●どうなる合併!!
 上屋久町で合併推進7議員の
 解職請求(リコール)手続き開始 (12/12)

●どうなる合併!!
 住民グループが
 「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例制定」
 を本請求。
 上屋久町長は制定反対の意見を付けて議会へ提案。

  [*参考]これまでの合併関連の動きの整理 (12/15)

●屋久島からも見えました!
 打ち上げ成功!H2Aロケット11号機 (12/19)

●どうなる合併!!
 上屋久町議会
 「屋久町との合併の賛否を問う
  住民投票条例制定議案」を否決 (12/21)

●どうなる合併!!
前回もここまでは行った・・・。
屋久島地区合併協議会が
上屋久町・屋久町 合併協定調印式を実施 (12/25)

●どうなる合併!!
上屋久・屋久両町議会、廃置分合議案(合併)を可決!
H19.10.1合併決定!! (12/27)

 

今月のニュース&コラム

●ホッとするひととき つわぶきの花 (12/1)

先週から今週前半にかけて
ぐずついた天気が続いていましたが
今日は朝から快晴です。

屋久島タイムスの事務所の近くに
事務所の大家さんがつくっている畑があります。

そこは今、つわぶきの花が満開です。

冷たい空気に包まれた中
朝日にきらきらと輝く黄色い花・・・。

この季節、屋久島では、畑だけではなく
あちこちにつわぶきの花が咲いています。

緑の中にあざやかな黄色!
ホッとするひとときです。

冬には花で屋久島を彩り
春には料理されて食卓を彩ります。

つわぶきさん!ありがとう!!

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●どうなる合併!!
 法定協、合併期日の変更に伴い
 議員の取扱いを「在任特例2年」に変更 (12/9)

12月7日、クリーンセンターで行なわれた
第46回屋久島地区合併協議会(法定協)において
合併期日の変更(H19.10.1)に伴う
議会議員の任期などについての協議を行ないました。

協議の結果、
合併特例法で定められている議員特例(在任特例)を適用し、
合併前(H19.9.30)時点での両町の議員を
そのまま新町の議員とし、
その任期を2009(H21)年9月30日まで
とすることを全会一致で決定しました。

現在の両町議員の任期満了日は、
上屋久町が2009(H21)年10月29日ですから
上屋久町の現在の議員は、そのまま新町の町議となります。
屋久町は、2007(H19)年4月30日ですから、
屋久町は合併前に「屋久町の町議選挙(定数12)」を行い、
その選挙で当選した屋久町議が、
合併後も新町の町議となります。

また、農業委員の任期も在任特例を適用し
2008(H20)年7月19日までと決定しました。

尚「合併協定調印式」は、
今月の25日に宮之浦の離島開発総合センターで
行なうことを決定しましたが、
上屋久町では現在、
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」を
求める直接請求が11日にも本請求され、
12月議会で審議される予定になっているため、
その結果次第では調印式も延期される可能性もあります。

矢野町長はどのような意見を添えて
住民投票条例制定議案を提案するのか?
上屋久町議会は可決するのか否決するのか?

さて、大元の両町における合併の手続論からみると、
合併するには・・・
●両町長が「廃置分合議案をそれぞれの町議会に提案」すること
●両町の議会が「廃置分合議案を可決」すること
・・・・が必要です。

前回(平成17年3月)は、
上屋久町議会が「廃置分合議案を否決」し、
合併に至りませんでした。

そう考えると
まだまだ現時点では合併が決まったわけではありません。

・・・今後、一体どうなるのでしょうか???

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●どうなる合併!!
 上屋久町で合併推進7議員の
 解職請求(リコール)手続き開始 (12/12)

12月10日発行の南日本新聞の記事によると
「上屋久町の建設業松里豊さん(60)ら町民グループが
 8日に町選挙管理委員会から請求代表者証明書の交付を受け、
 上屋久町議会の合併推進派の議員7人の
 解職請求(リコール)の署名活動に入った」
とありました。
7人の議員の氏名は記事にはありませんでした。

タイムスで選挙管理委員会に問い合わせたところ
リコールの対象となっている議員7人は
真辺万里議員、寺田 猛議員、柴 鐵生議員、下野次雄議員、
寺田義隆議員、岩川俊広議員、荒木博武議員
であるとの事でした。

解職請求には、7人それぞれに
有権者の1/3(1,817人[11/19現在])以上の署名が必要です。
署名期間は代表者証明書交付から1ヶ月以内(H19.1.7まで)。
選挙管理委員会で署名の審査、縦覧の後、本請求されれば
本請求から60日以内に解職を問う住民投票が行なわれます。

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●どうなる合併!!
 住民グループが
 「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例制定」
 を本請求。
 上屋久町長は制定反対の意見を付けて議会へ提案。

  [*参考]これまでの合併関連の動きの整理 (12/15)

最近、上屋久町では
住民・町長・町議会、また法定協など
屋久町との合併問題に関して様々な動きがありました。
今回の見出しのとおり、ここ数日もニュースがいっぱいです。

そこで一旦、
これまでの合併関連の動き(今秋〜12月)を
時系列で整理してみました。
尚、12月11日以降が今日の見出しの内容です。

[これまでの合併関連の動きの整理]

●9月11日
住民グループA(上屋久町合併を考える会:真辺文法代表)が
上屋久町選挙管理委員会に
「屋久町との合併期日(H19.3.31)の
   賛否を問う住民投票条例の制定」を求め、
署名簿と請求書を提出。
●9月21日
矢野上屋久町長が
上屋久町議会定例会の一般質問の答弁において
9/26に行なわれる屋久島地区合併協議会で
「合併期日(H19.3.31)の変更を求める意向」を表明。
●9月26日
矢野上屋久町長が
屋久島地区合併協議会において
口頭で「合併期日(H19.3.31)の変更の申し入れ」
を行なったが、
法定協は、合併期日(H19.3.31)を変えず。
●9月27日
住民グループA(上屋久町合併を考える会:真辺文法代表)が
上屋久町選挙管理委員会に
「屋久町との合併期日(H19.3.31)の
   賛否を問う住民投票条例の制定」
を本請求。
●10月10日
矢野上屋久町長が
上屋久町議会臨時会において
「屋久町との合併期日(H19.3.31)の
   賛否を問う住民投票条例の制定」について
「否決」という意見を添えて議案を提案。
議会は合併問題調査特別委員会に付託。
●10月20日
矢野上屋久町長と上屋久町議会(荒木耕治議長)が
屋久島地区合併協議会に
「合併期日(H19.3.31)の変更について」要望。
協議を行い無記名投票を実施。
○H19.3.31(現行どおり)=11票
○H19.10.1(変更案)=11票
○無効票=無し
この結果、協定項目で決定していたH19.3.31は変更なし。
●10月26日
上屋久町議会が
「屋久町との合併期日(H19.3.31)の
   賛否を問う住民投票条例」議案を
賛成多数(賛成10、反対1)で可決。
●11月16日
住民グループB(野元嗣由さんら)が
上屋久町選挙管理委員会に
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」
を求め、署名簿と請求書を提出。
●11月19日
「屋久町との合併期日(H19年3月31日)の
   賛否を問う住民投票」が行なわれ、
○賛成=1,452票
○反対=2,278票
(投票率69.98%) 
826票差で反対多数という結果になる。
●11月24日
19日の住民投票の結果を受け
屋久島地区合併協議会が開催。
合併期日(H19.3.31)の変更が協議され、
「H19.10.1案」で無記名投票を実施。
○賛成=16票
○反対=8票
この結果、
「合併期日は平成19年10月1日」に変更決定。
●12月7日
合併期日(H19.10.1)の変更により
屋久島地区合併協議会が開催。
議員の取扱いを全会一致で「在任特例2年」に決定。
●12月8日
住民グループC(松里豊さんら)が
上屋久町選挙管理委員会から
請求代表者証明書の交付を受け、
「上屋久町議会の合併推進派の議員7人」の
解職請求(リコール)の署名活動に入る。
●12月11日
住民グループB(野元嗣由さんら)が
上屋久町選挙管理委員会に
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」
を本請求。
●12月13日
矢野上屋久町長が
上屋久町議会定例会において
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」
について「反対」という意見を添えて議案を提案。
議会は合併問題調査特別委員会に付託。

[*今後の予定されている動きについて]

◎12月19日(予定)
合併問題調査特別委員会で
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」
について請求代表者(野元嗣由さん)の意見を聞き
審議を予定。
◎12月20日(予定)
上屋久町議会が
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」
について結論を出す予定。
◎12月25日(予定)
「合併協定調印式」[宮之浦の離島開発総合センター]
*合併の賛否を問う住民投票条例制定議案の結果により
 延期される可能性もあり。
◎合併協定調印式の後(予定)
「廃置分合議案」は
「合併協定調印式」のあと、すぐに提案予定[期日未定]
(*12月14日の一般質問で矢野町長が答弁)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、14日の南日本新聞の記事によると・・・

矢野上屋久町長は
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例の制定」
議案に「反対」という意見を添えた理由について
1.11月19日に実施された住民投票で、
 町民が早期の合併に反対との意志を示したが、
 合併そのものに対する反対の意志表示ではなく、
 本件条例で町民の意志を再確認する妥当性は見いだせない
2.屋久町との合併については、50項目の協定項目の
 協議も整い、調印式を迎える段階にあり、
 合併の賛否について住民の意思を問うことは
 適当でないと判断する。

・・・とありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、みなさんは、ここまでの動きを振り返って
冷静に理解できますか???

私は結果としての流れは理解出来るのですが・・・
中味については・・・・???

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●屋久島からも見えました!
 打ち上げ成功!H2Aロケット11号機 (12/19)

18日午後3時32分、
種子島宇宙開発センター(南種子町)から
H2Aロケット11号機が打ち上げられました。

屋久島(宮之浦)からもしっかりと見えました。


(宮之浦から見えたH2Aロケット11号機)

今回のH2A11号機は、
日本の衛星では最大(重量5.8トン)の
技術試験衛星「きく8号」を搭載するため
4本の固体補助ロケットを取り付けていました。

ナマで見るロケット打ち上げは、結構感激です!!

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●どうなる合併!!
 上屋久町議会
 「屋久町との合併の賛否を問う
  住民投票条例制定議案」を否決 (12/21)

12月19日、上屋久町議会の
合併問題調査特別委員会(柴鐵生委員長)が開かれ、
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例制定議案」
について審議を行いました。
委員会冒頭で予定されていた
請求代表者(野元嗣由さん)の意見陳述は
野元さんが欠席のため行なわれませんでした。
討論の後、起立採決を行い
賛成少数(賛成4、反対7)で、
住民投票条例案は「否決」という
委員会の結論となりました。

翌12月20日、上屋久町議会の最終本会議で
委員会報告の後、
「屋久町との合併の賛否を問う住民投票条例制定議案」
について審議。
委員会同様、討論の後、起立採決を行い、
賛成少数(賛成4、反対7)で「否決」されました。

今後は12月25日に
「合併協定調印式」が宮之浦の離島開発総合センターで
行なわれる予定です。

尚「廃置分合議案」の提案予定日は未定です。

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●どうなる合併!!
前回もここまでは行った・・・。
屋久島地区合併協議会が
上屋久町・屋久町 合併協定調印式を実施 (12/25)

12月25日午前10時30分から
宮之浦の離島開発総合センターで
「上屋久町・屋久町 合併協定調印式」が
行なわれました。

この調印式には、伊藤祐一郎鹿児島県知事も出席し、
調印の立ち会いと祝辞を述べました。

会場には、両町議会議員や各種団体長などの席とともに
一般席が設けられていましたが、
一般席はほんの数人で、ほとんどガラガラの状況でした。

まあ「調印式」は
「手続上のセレモニー」とも言えますから
仕方のないことなのかもしれませんが、
一方では、
「住民にとっては、関心が無い!影響が無い!」
・・・・と言えるセレモニーなのかもしれません。

合併に向けての手続きやセレモニーは
どんどん進んで行きます。

次は「廃置分合議案」議決です。

前回はこの「廃置分合議案」が
上屋久町議会で「否決」されました。

今回はどうなるのか???

尚、両町とも
明後日(12月27日)午前10時から臨時議会が開かれ、
「廃置分合議案」が提案されるようです。

両町の議会で「廃置分合議案」が「可決」されれば、
その後、「県知事への申請」へと進み
合併に関する屋久島に於ける法的な手続きは、
一段落ということになります。

・・・どうなる合併!!・・・

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●どうなる合併!!
上屋久・屋久両町議会、廃置分合議案(合併)を可決!
H19.10.1合併決定!! (12/27)

12月27日午前10時から
上屋久町議会・屋久町議会の臨時会が
それぞれ開催され
合併に関連する廃置分合議案などを一括審議。
上屋久町は賛成多数、屋久町は全会一致で可決されました。

上屋久町の議場は
昨年の廃置分合議案を否決した時とは異なり、
傍聴者は報道関係を含めたった7名でした。

矢野町長からの提案理由の説明、
企画調整課長からの補足説明の後、
質疑は無し。
討論では・・・
(反対)渡辺博之議員、
(賛成)寺田 武議員、
(反対)真辺 翼議員、
(賛成)荒木博武議員、
(反対)高橋義友議員、
(賛成)寺田義隆議員、
・・・がそれぞれ討論を行ないました。
その後、賛成者に起立を求める起立採決を行い、
起立者(賛成)7・着席者4の
賛成多数で可決されました。

また、屋久町議会は起立採決の結果、
全会一致で可決されました。(屋久町議会事務局にて確認)

あとは
1.両町より県知事へ合併申請
2.鹿児島県議会での廃置分合議案の議決
3.総務大臣への届出
4.総務大臣からの告示
・・・を経て
いよいよ平成19年10月1日に
「屋久島町」の誕生となります。
(*上屋久町・屋久町の消滅となります。)

誕生まであと9ヶ月と少し(279日)です・・・。

今までの数年間は
「合併するかしないか?」
「合併した方がいいか?わるいか?」
「民主主義がどうのこうの・・・・」
・・・の議論しか聞こえてこなかったような気がします。

矢野町長、日高町長、両町議員のみなさん
そして住民のみなさん!!

「新しい町をどのような町にするのか?」
「どんな町づくりを島づくりを暮らしづくりをするのか?」

大いに語りましょう!!
考えましょう!!

尚、屋久島タイムスでは、
屋久島タイムス広場 第一回語り合いで
「合併したら、まず何をしたらいいか?」の
「ご意見募集」と「ご意見の公開」

を行なっています。

タイムスをご覧のみなさん!!
どうかどんどんご意見をお聞かせください!!

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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