ニュース&コラム  (2008年10月分)

 
 
 
 

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10月のニュース&コラム INDEX

●台風が通過して・・・ (10/2)

●雨が降ったり止んだり、晴れたり曇ったり
  不安定な天気で悩みも倍増!! (10/5)

●そういえば・・・屋久島町一周年。
 〜合併効果の検証〜 (10/7)

●合併してはじめての町民体育祭 (10/16)

●盛り上がった宮之浦区民大運動会 (10/21)

●噴火警戒レベル3になった口永良部島の新岳 (10/30)

 

今月のニュース&コラム

●台風が通過して・・・ (10/2)

10月1日午前9時、
台風15号が屋久島の南側を通過したところで
温帯低気圧に変わりました。

前日の夕方から、窓の前に板を打ち付けたりして
台風対策を行なっていたのですが、
宮之浦にあるタイムスの事務所や自宅は
今回の15号では、ほとんど被害を受けませんでした。

聞くところによると、前回の台風13号は
屋久島の北側を通って行きましたが
南西部にある栗生集落などは風の当たりが強く
ポンカン畑やタンカン畑などに被害があったようです。

やはりどんなに小さくても台風はやっかいなものです。

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●雨が降ったり止んだり、晴れたり曇ったり
  不安定な天気で悩みも倍増!! (10/5)

雨が降ったり止んだり、晴れたり曇ったり・・・・。
ここのところ毎日というか
時間毎の天気の移り変わりが激しい屋久島です。

さっきまで雨が降っていたかと思えば、
たちまち、すかっと晴れてみたり、
晴れていたと思えば、突然雲が空一面を覆ったり・・・。

暑いような寒いような・・・・
サラッとしているようなベタベタしているような・・・・

タイムス事務所はつむぎ屋の店舗を併設しているので
空調の調整も大変です。
窓を開けて秋の風を通し爽やかにしようか、
それともクーラーを入れようか???
実は今も悩んでいます。

天気が安定しない最近の屋久島ですが、
テレビを見てみると日本の政治も安定していません。

ちょっとこじつけ過ぎかもしれませんが、
そんな状況に左右されているのが様々な行事です。

屋久島の秋は行事がいっぱいあります。

9月初めの屋久島高校の運動会にはじまり、十五夜の綱引き、
敬老会、小学校や中学校、保育園や幼稚園や幼児学級の運動会、
そして町民体育祭、区民運動会、文化祭・・・・・
9月10月11月は、スポーツの秋、文化の秋のオンパレードです。

そこへ突然入ってきそうなのが、衆議院の解散総選挙・・・。
聞くところによると各種行事の日程の調整に
かなり苦労しているようです。
屋外で行なわれるほとんどの行事は、
雨天対応の予備日が設定できない状況らしいです。

先週9月28日の日曜日は朝から雨が降っていたのですが
宮浦中学校の運動会が行なわれたました。
全然雨が止まなかったので午前中で終了しました。

今日は宮浦小学校の運動会です。
実は、今日も朝から雨が降ったり止んだり晴れたり曇ったり。
なんとかこれ以上雨が降らないことを願っています。

さて、さっき雨の合間に晴れ間ができたので、
事務所横の「芙蓉(ふよう)の花」の写真をとってみました。

今、屋久島の里にはこの芙蓉の花がいっぱい咲いています。

花だけ見ていると悩みは吹っ飛ぶのですが・・・。

せめて行事のある日ぐらいは、晴れであることを祈ります。

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●そういえば・・・屋久島町一周年。
 〜合併効果の検証〜 (10/7)

昨日、ふと気がつきました。
10月1日、屋久島町は一周年を迎えていたのです。

今日で10月1日から一週間経ちます。
屋久島つむぎ屋兼タイムス事務所の方にも
観光客の方々は別として、
かなりの数の地元の方が訪れていただいいたのですが
話題にもなりませんでした。

思い起こせば数年前、旧上屋久町では
合併するか合併しないかで、大もめにもめていました。
連日のように「すべきだ!」「しないべきだ!」
「まだ早い!」「よくわからない」 〜などなど〜
少なくとも多くの方々が
わが町の、島の、暮らしの行く末に
感心を寄せていました。

その後、昨年10月に合併・・・・。

去年の11月の町長選挙は別として、
それ以降、静かな日々が続いています。

昨日、ちょっと事務所の資料の整理をしていると
書棚に、平成14年5月20日付けの
鹿児島県総務部地方課市町村合併推進室発行の
「市町村合併関係資料」という資料を見つけました。

その中で「市町村合併の効果」という項目がありました。
ちょっと書き出してみます。

=市町村合併の効果=
●サービスの高度化・多様化
・選任の組織・職員の配置により多様な個性ある行政施策の展開
・専門職の増強により専門的・高度なサービスの提供
・行財政基盤の強化によるサービスの一層の充実・安定
・行政レベルの向上
●住民の利便性の向上
・多くの場所で行政サービスの利用が可能
・生活実態に即した小中学校区を設定
・他の市町村にあった公共施設がより利用しやすい
●重点的な投資による基盤整備の推進
・財政規模の拡大等により、重点的な投資や大規模な事業の実施が可能
●広域的な視点に立ったまちづくりと施策展開
・広域的視点に立って、まちづくりをより効果的に実施
・広域的な整備・取組等を必要とする課題に関する施策をより有効に展開(環境問題、資源問題、観光振興等)
●行財政の効率化
・管理部門の効率化により、サービス提供を直接担当する部門等を強化・充実
・三役や議員、委員会等の委員、事務局職員などの総数が減少
・住民一人当たりの歳出総額が減少し、予算の効率的運用が図られる
・狭い地域での類似施設の重複がなくなる
●地域のイメージアップと総合的な活力の強化
・地域の存在感や「格」の向上と地域のイメージアップにつながり、企業の進出や若者の定着、重要プロジェクトの誘致が期待
・市制施行等により、より総合的な行政を展開
・地域の総合力が向上し、地域の活性化や新たな課題への対応力が強化

・・・・と書かれていました。

今、現在あらためて読み返してみて
私自身が「合併効果があった」と感じるものは、
「三役や議員、委員会等の委員、事務局職員などの総数が減少」
・・・・・くらいです。
その他については、
「変わらない」「悪くなった」・・・という感じです。

みなさんはいかがですか?

もう一年も経った・・・まだ一年しか経っていない・・・

どちらの答えも正解ですが、
本当に合併効果を実感できるのはいつなのでしょうか??

もしかして、いつまで経っても実感できないかも・・・・。

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●合併してはじめての町民体育祭 (10/16)

10月12日、宮之浦の総合グラウンド陸上競技場にて
第1回屋久島町町民体育祭が開催されました。

屋久島町になって、本当の意味ではじめての
旧上屋久町・旧屋久町の住民が一堂に会するイベントでした。

ただ、会場を見渡した時、
参加された町民の数が、旧上屋久町の町民体育祭に比べると
幾分少なく感じたのですが・・・・。

旧両町の町民体育祭は、
各集落対抗の色合いが濃かったのですが、
今回の屋久島町の町体は、
隣接した集落連合チーム(8チーム)に統合されました。
その関係で少々盛り上がりに欠けた感もあります。

しかし参加された町民のみなさんは、
幼児からおじいちゃんおばあちゃんまで
元気いっぱい競技に応援に頑張っていました。


(Photo by 船津 毅)


(Photo by 船津 毅)

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●盛り上がった宮之浦区民大運動会 (10/21)

12日の町民体育祭に続き、
19日(日)、宮浦中学校グラウンドにおいて
宮之浦区民大運動会が開催されました。

雨は降らなかったのですが、
テントが飛びそうなくらい風が強い一日でした。

町体とは違い、地域のおじいちゃんおばあちゃんも
多数参加し、大いに盛り上がっていました。

区民運動会を見ると
島に暮らす人々が自分たちの地域を語る時、
「屋久島という単位」ではなく、
「集落(区)という単位」であることを実感します。

ただ、宮之浦の場合、
屋久島の中では最も大きな集落であるため
他の集落にくらべると区民の参加率は
若干低いように思われます。

以前、永田集落に住んでいた私としては
宮之浦区を「都会」と感じる一日でした。


(Photo by 船津 毅)

(Photo by 船津 毅)


(Photo by 船津 毅)

(Photo by 船津 毅)

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●噴火警戒レベル3になった口永良部島の新岳 (10/30)

10月27日、
鹿児島地方気象台などは
屋久島町の口永良部島の新岳(626m)の
火山活動が高まっているとして
噴火警戒レベル3(入山規制)を発表しました。

口永良部島は、屋久島の北西約12kmの海上に位置し、
平成20年10月1日現在、
85世帯149人が暮らしています。

余談ですが、12日に行なわれた今年の町民体育祭にも
朝早くからフェリー太陽に乗って
多くの口永良部島民の方々が参加されていました。

さて、「噴火警戒レベル」については
私自身もよく知らなかったので気象庁の説明を調べてみました。

噴火警戒レベルとは、
火山活動の状況を噴火時等の危険範囲や必要な防災対応を踏まえ
5段階に区分したもので以下のように区分されています。

●レベル1(平常)[対象範囲:火口内等]
火山活動は静穏。火山活動の状況によって、火口内で火山灰の噴出等が見られる(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)。
●レベル2(火口周辺規制)[対象範囲:火口周辺]
火口周辺に影響を及ぼす(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)噴火が発生、あるいは発生すると予想される。
●レベル3(入山規制)[対象範囲:火口から居住地域近くまで]
居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)噴火が発生、あるいは発生すると予想される。
●レベル4(避難準備)[対象範囲:居住地域及びそれより火口側]
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想される(可能性が高まってきている)。
●レベル5(避難)[対象範囲:居住地域及びそれより火口側]
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫している状態にある。

文字だけを見ていると「レベル3」は、
かなり危険な状態であるとも読み取れます。

口永良部島からの定期航路は、
屋久島町が毎日運行する「フェリー太陽」しかありません。
しかも天候によっては運行できないこともあり
就航率も決して高くはありません。

防災対策は万全なのでしょうか。
そんなことを考えるとかなり心配です。

 

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