●ニュース&コラムINDEXへ戻る
ニュース&コラム INDEX (2005年10月分)
●いよいよ10月、がんばらなくっちゃ!!(10/3)
●お待たせいたしました。
屋久島タイムス[新聞] 創刊準備号 公開中!(10/6)
●口永良部島のみなさんのパワーに脱帽!(10/11)
●台風についてのあたりまえ (10/14)
●エコツーリズム推進協議会の構成員について(10/20)
●上屋久町議会議員選挙に期待すること(10/25)
●屋久島入山料導入いつに?・・・だって!(10/27)
今月のニュース&コラム
●いよいよ10月、がんばらなくっちゃ!!(10/3)
このホームページ(屋久島タイムス広場)を立ち上げて、
早一ヶ月が経ちました。
創刊準備号の編集作業もがんばっています。
当初は10月1日に掲載する予定だったのですが・・・
ご期待されていたみなさん!
申しわけございません。
創刊準備号では、
「屋久島タイムスに期待すること」・・ということで、
各方面からメッセージをいただき、
それらを掲載させていただく予定です。
いましばらくお待ちください。
ところで・・・
屋久島では9月から10月・11月にかけては、
行事が盛りだくさんです。
敬老会、十五夜の綱引きに始まり、
幼稚園・保育園・幼児学級・小学校・中学校・高校の運動会。
町民体育祭・各集落毎の区民運動会、集落対抗駅伝大会、
その他にも中学校や高校の各種新人戦や秋期大会、
そして町民文化祭、なかよし音楽会、
〜などなど〜
スポーツの秋、文化の秋が花盛りとなります。
都会ではこのような催しの多くは、
こどもたちや一部の大人しか係わりがありませんが、
屋久島ではほとんどの島民が何らかの形で係わっています。
特に区民運動会の日は、
集落中の家がもぬけのからになります。
おじいちゃんもおばあちゃんも自分の孫だけでなく、
同じ集落のこどもたちの活躍に一喜一憂。
みんなのエネルギーが島の暮らしを活気づけます。
私たち家族が2年前まで暮らしていた永田集落には
こんな言葉があります。
「ひと(他人)の子もわが子も同じ永田の子」
・・・・私の大好きな言葉です。
○○集落に暮らしている・・・という意識が
屋久島に暮らす人には必ずあります。
屋久島に暮らす14,000人に
「私の集落」がそれぞれ(25集落)あるのです。
人はひとりでは生きて行けません。
自分も家族も集落の人たちがいるからこそ、
生かされているのです。
さぁ〜屋久島タイムスもがんばらなくっちゃ!
●このページのトップへ↑
●お待たせいたしました。
屋久島タイムス[新聞] 創刊準備号 公開中!(10/6)
本当にお待たせいたしました。
ようやく、屋久島タイムス[新聞]の創刊準備号を公開します。
創刊準備号では、
「屋久島タイムスの全体像のご紹介」と
「屋久島タイムスに期待すること」・・ということで、
各方面からいただいたメッセージを、
掲載させていただいております。
まだ全てのメッセージ原稿が届いておりませんので
インターネットの柔軟性を活用させていただき、
順次掲載させていただきますので、
一回だけご覧になるのではなく、日を変えて
何回かアクセスいただきますようお願いいたします。
更新され次第、タイムス広場の右側にバナーを張りますので
ご確認ください。
昨日と一昨日は、石探しや塩づくりなど
様々な出来事があったのですが、
また、後日ご紹介いたします。
とりあえず、本日は創刊準備号公開開始!ということで
お知らせいたします。
●このページのトップへ↑
●口永良部島のみなさんのパワーに脱帽!(10/11)
10月9日、宮之浦の総合グラウンド陸上競技場にて
第42回町民体育祭が開催されました。
町民体育祭は集落対抗で行なわれ、
口永良部島、永田、吉田、一湊、志戸子、宮之浦、
楠川・椨川、小瀬田・長峰の計8チームで競い合います。
それぞれの集落(チーム)は、
9月の半ば過ぎから選手選考や練習が行なわれ、
当日は集落をあげて大盛り上がりをみせます。
そんな中で今回感動したものがありました。
それは応援合戦の口永良部島の応援団です。
幼児から中高年までおよそ20名で構成され、
「棒踊り」を披露されました。
演技には緊張感が溢れ、その迫力たるや・・・
参りました!!
世代を越えてひとつになって、
自分達の島を愛している感情がストレートに伝わりました。
どこが勝ったか負けたかではなく、
素直に口永良部島のみなさんに脱帽です。
大きいことはいいことだ!・・・というフレーズが
昭和40年代に流行りましたが、
小さいことは素晴らしい!!・・・を
改めて感じる一日でした。
●このページのトップへ↑
●台風についてのあたりまえ (10/14)
今日も雨です。
ここ2.3日、雨が降ったり止んだり。
台風20号の影響とも秋雨前線の影響とも思えます。
さてみなさん、10月14日は「何の日」かご存じですか?
実は「鉄道の日」なのです。
♪汽笛一声新橋を〜♪
そうです。日本ではじめて新橋〜横浜間に
鉄道が走りはじめた日が10月14日なのです。
できたら覚えておいてください。
私事ですが、JR関係の企画の仕事もやっておりまして、
京都の「梅小路蒸気機関車館」へはよく行っておりました。
屋久島に事務所を移してからも
毎年9月〜10月は「鉄道の日」関連のイベントのため
関西に行っていました。
4〜5年前の事でしょうか・・・・
関西地方を直撃する台風がありました。
(屋久島のモノサシでみると大した台風ではなかったのですが)
ちょうどその時、私は関西におり、
梅小路での打ち合わせの後、大阪で打ち合わせがあったため、
京都から大阪に向かってJRの新快速電車に乗っていました。
車窓から雨風の様子を見ていたのですが、
「大したことはないなぁ〜」と思っていました。
すると突然、列車が駅でもないのに停車しました。
「台風の影響で前方の列車が遅れております。
今しばらくお待ちください。」
・・・・・・・・車掌のアナウンスがありました。
ザワザワ、ザワザワ・・・・
時計を見たり、携帯電話をかけたり、
眉間にしわを寄せる乗客のみなさん。
20分位止まっていたでしょうか?
ようやく、電車は動きはじめ、
ノロノロ運転で大阪駅に到着しました。
約40分遅れでした。
私の乗っていた新快速だけではなく、
ほとんどダイヤが乱れていました。
大阪駅は人で溢れかえっていました。
みんな目が血走っていました。
駅員に詰め寄るサラリーマン。
もう喧嘩ごしです。
都会では、
電車はダイヤ通りに走る事が「あたりまえ」なのです。
そのあたりまえがあたりまえじゃなくなったと思うから
都会のみなさんはイライラしていたのです。
・・・オイオイ・・・
その時私は、以外と冷静でした。
「仕方ないやん!台風なんやから。」
心の中でそう思っていました。
「でも関西にず〜と住んでいたら
きっと俺も目が血走っていたんだろうなぁ〜。」
・・・ふと、そう思ったことを今日思い出しました。
屋久島に暮らしはじめて、何回も台風を経験しました。
屋久島では台風が近づくと台風の速度にもよりますが、
上陸または最接近の2.3日前から影響がでます。
まず海が荒れてきます。
海が荒れてきますと、フェリーや高速船が欠航になります。
そして、かなり近づくと飛行機も欠航になります。
屋久島への交通手段がすべて止まってしまうわけです。
新聞も届きません。お店の商品も届きません。
また事務所も家も、台風に備えて窓に板を打ち付けたり、
断水を考えてポリタンクに水を溜めたり、
ローソクを準備したり・・・・・。
そして台風がやってくると
みんな家の中でジ〜っとして台風が去るのを待ちます。
あまりイライラすることはありません。
停電はあたりまえです。
昼間はいいのですが、さすがに夜の停電は心細いです。
でも仕方がないのです。
「台風だから・・・」
それは「あたりまえ」のことなのです。
都会では「あたりまえ」が違うんだなぁ〜。
ふとそんなことを考えました。
10月14日・・・・・今日も雨・・・・
●このページのトップへ↑
●エコツーリズム推進協議会の構成員について(10/20)
みなさんは
「エコツーリズム」という言葉を聞いた事がありますか?
ぼや〜としたイメージはわかるのですが、
はっきり言ってよくわかりません。
解釈も各種団体によってそれぞれあるようです。
今日は解釈の話ではありません。・・・あしからず・・・
そんな中、環境省は、
「国立公園等エコツーリズム推進モデル事業」というものを
平成16年6月〜平成19年3月までの3ヶ年
行なっているそうです。
*詳しくは、環境省のホームページでご覧ください。
*リンクは環境省に連絡が必要なのでアドレスのみ書きます。
ゴメンなさい。
(http://www.env.go.jp/nature/ecotourism/model.html)
そして私たちの暮らしている屋久島も
モデル地区として指定されています。
なにせ「世界自然遺産の屋久島」ですから・・(自虐)・・
「屋久島地区エコツーリズム推進協議会」は
この環境省のモデル事業実施の中で設置された組織のようです。
実際、[モデル事業の概要]に
「モデル地区にエコツーリズム推進協議会を設置し、
推進体制を整えます。」
・・・と書かれています。
それはそれでいいのですが・・・
[モデル事業の概要]を読み進めて行くと、
「事業の進め方」という項目の中にイメージ図が書かれており、
○○地区エコツーリズム推進協議会の
構成図が記されていました。
さすが、霞ヶ関のおえらいさん!
構成図の一番上に「地域住民」とありました。
その下に「観光事業者」「ガイド」「地元行政機関」「有識者」
・・・とあります。
事業の中味は別として、
「なるほど・・・それなりに「住民」を意識しとるやん!」
・・・と思いました。
そこで、「屋久島地区エコツーリズム推進協議会」の構成員を
見たいと考え、ホームページを探しました。
ありました、ありました。
(http://www.yakushima-eco.com/index.html)
*こちらはリンクフリーなのでリンクしました。
え〜っと、構成員はどこかな?
どんな「地域住民」が入っているのかな?
(*ホームページの中の「〜協議会とは」の項目をクリック)
あらららら・・・・
林野庁だの鹿児島県職員だの農協だの観光協会だの
町長だの・・・・あれれれれ・・・・
・・・・「地域住民」はどこにもいません。
確かに、各種団体の代表や町長は地域住民です。
でも、肩書きを持たない本当の意味での「地域住民」は
ひとりも構成員に入っていません。
よくよく見ると地域住民らしき?位置づけで
下部組織の[審査部会]の中に区長連代表2名だけありました。
みなさん!おかしいと思いませんか?
誰がこの構成員を選んだのかは別として・・・
こうやって
屋久島の「エコツーリズム」は作られていくのです。
・・・「地域住民」は別として・・・
小池百合子さん!
世界遺産の島だから、
ガイドの数が多いからって、
勝手に「屋久島」で「成功事例」を作らないでください!
???何をもって成功というのか???疑問???
もし、本気でやるのだったら、
ちゃ〜んと時間をかけて
地域住民を巻き込んで
議論を深めて
だれもが納得して
最終的に
環境省でも鹿児島県でも町長でも観光業者でもなく、
「地域住民が誇れるような屋久島のエコツーリズム」を
追求してくださいよ。
お願いしますよ!
・・・変わるかなぁ・・・変わらないかなぁ・・ ●このページのトップへ↑
●上屋久町議会議員選挙に期待すること(10/25)
9月25日に行なわれた
「上屋久町議会の解散の是非を問う住民投票」
によって「解散」した
「上屋久町議会議員選挙」が
今日告示されました。(10/30投票)
新しい議員定数12名(前回は16名)に対し、
17名の候補者が立候補し、熾烈な選挙戦が始まりました。
早速、朝から各候補者の選挙カーが町内を走り回っています。
新聞やテレビは「合併の是非が争点」になると報道しています。
しかし、本当にそうでしょうか???
住民からみた今回の選挙の判断基準は
「合併の是非」でしょうか???
確かに上屋久町の政治の混乱は
「屋久町との合併問題」から始まりました。
2月の「合併の是非を問う住民投票」(31票差で賛成多数)、
3月の議会に於ける
「廃置分合(合併)議案」の否決(賛成7.反対8)、
そして、その後に続く「否決した議員8名の解職本請求」、
「法定協議会離脱決議案」の可決(賛成12.反対3)、
「否決した議員8名の辞職」、
「議会解散本請求」、
「議長の辞職」、
「町議辞職に伴う補欠選挙」(7人が無投票当選.欠員2)、
「合併協議会再開と合併推進に関する決議」の可決
(賛成12.反対1)、
「議会解散の是非を問う住民投票」(議会解散成立)・・・。
こうやってみると確かに「合併の是非」が
「争点」のようにみえます。
しかし・・・です。
「合併の是非」が政治の混乱の「きっかけ」
・・・・であったことは事実ですが、
それは、あくまでも「きっかけ」であり、
今回の選挙の「争点」ではないと思います。
暮らしの目線から見る「争点」はちょっと違うと思うのです。
住民は・・・
「これからの暮らしがどうなるのか?」
・・・が最大の関心事で、
「合併するか」「合併しないか」
・・・が最大の関心事ではないと思うのです。
そして、議会議員に求めているのは、
住民の代表として、町当局に対しどのように臨んで行くのか?
・・・ということを知りたいのです。
また、住民の目線から見て、現在の課題・問題は何なのか?
・・・をはっきり示し、
その課題・問題に対して
どのように考え、どのように町当局に迫っていくのか?
・・・をはっきりと示してほしいのです。
「合併」は「目的」ではなく、
あくまでも暮らしをよくするための「手段」のひとつです。
この「手段」のひとつとしての「合併」を
今まで全然議論してこなかった・・・・
・・・・というのが現実だったのではないかと思います。
もし、合併問題を語るのならば、
暮らしをよくするための「手段のひとつとしての合併」を
大いに語って欲しいと思います。
また、合併問題に対する「今後の手順と中味」について
明確に考えを示してください。
今日は初日なので「立候補のごあいさつ」と「名前の連呼」が
目立ちました。
明日からはぜひとも
「議員として何をするのか?」
「現在の課題・問題は何なのか?
それに対しどのように考え行動して行くのか?」
そして・・・
「これからのまちづくり・暮らしづくり」を、
「夢」を「明るい未来」を「希望の光」を、
大いに 語ってくれる事を期待します。
●このページのトップへ↑
●屋久島入山料導入いつに?・・・だって!(10/27)
昨日(10/26)の南日本新聞の記事に
「屋久島入山料導入いつに?」
という見出しの記事がありました。
内容は、屋久島環境文化財団の
山岳部環境保全推進協力金(入山料)計画に
環境省、林野庁が難色を示しているから
本年度中の導入の可能性はない・・・というものでした。
「へぇ〜、入山料はとる事に決まっていたんだ・・・。」
(*すみません。私はこの事はよく知りませんでした。)
記事をよくよく読んでみると、
環境省、林野庁は・・・
「トイレの整備・維持管理は徴収目的が明確だが、
こけの調査や正月行事で使う山道の整備費などは
入山料を納める登山者に直接関係ない。
山岳地域は環境保全、自然保護の観点から
(国として)税金で対策を講じている。
税金と入山料で対処すべき範囲を、
明確に線引きする必要がある」
・・・と言っており、
それに対し鹿児島県は・・・
「新たな計画がすぐに認められたとしても、
PRに半年は必要なので本年度導入できる見込みはない」
・・・という内容でした。
・・・おいおい・・・
ちょっと待ってよ!
何なの!この見出し!
それに環境省、林野庁、県の発言は!
屋久島の山岳部は、確かにここ数年でかなり荒れてきています。
その速度たるや凄まじいスピードです。
根本的な原因は入山者の増大です。
それを解決するために各種整備を行なう必要が有る。
だからその原資としての入山料・・・云々・・・。
ひとこと言わせてください!
入山料をとって整備すれば、山岳部の荒れが解決するのですか?
整備した設備の機能以上に入山者が増えたら
入山料を高くして、どんどん整備を進めるのですか?
それと環境省、林野庁にお聞きします。
国は税金で対策を講じているそうですが、
荒れは止まっていますか?
まあ、この記事は、
「入山料導入の時期」についての記事ですから、
仕方がないことかもしれませんが、
「環境保全の推進」イコール「ゼニ」ではないと思います。
「入山者の増大」という根本的な原因に対し、
「入山規制」についての議論はあったのでしょうか?
素直な視点から
「屋久島の山はどのようにあるべきか?」
ということを議論せず、
ゼニカネ勘定をしたり、
対処療法(施設整備)ばかりを検討したり、
お役所の立場論ばかりをしている現状をみると、
「え〜かげんにせえ!」・・・と言いたくなります。
環境保全についての記事ならば、
マスコミさんも、もう少し考えて記事を書いて欲しいなぁ!
「入山料導入」が決まっていたことを知らなかった自分も
はずかしいですが・・・(情報収集不足を反省!)。
●このページのトップへ↑
|