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ニュース&コラム INDEX (2007年10月分)
●10月1日、屋久島町になりました。
「合併したら、まず何をしたらいいか?」(10/1)
●新規のISDN接続契約が出来ない! (10/6)
●データで見る屋久島町の集落人口 (10/14)
●新:屋久島町の広報番組が
「にじいろ通信かみやく」とはこれ如何に(10/17)
●すっかり秋らしくなってきましたが・・(10/24)
今月のニュース&コラム
●10月1日、屋久島町になりました。
「合併したら、まず何をしたらいいか?」(10/1)
平成19年10月1日、
屋久島の「屋久町」と「上屋久町」が合併し、
「屋久島町」になりました。
人口は13,761人(平成17年国勢調査)。
面積は540.97平方キロ。
合併に至るまでは、様々なことがありましたが、
いよいよ屋久島町としてスタートします。
屋久島タイムスでは、
平成18年4月から
屋久島タイムス広場で
「合併したら、まず何をしたらいいか?」というテーマで
みなさまからのご意見を募集を行なっています。
今、改めてみなさまのご意見を拝見させていただくと、
新しい町の課題が見えてくるような気がします。
まだまだ、ご意見の募集を続けていますので
どしどしご投稿をお願いいたします。
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●新規のISDN接続契約が出来ない! (10/6)
現在、屋久島町のブロードバンド(ADSL)接続可能エリアは
下図の通りです。
(*赤い文字の集落がADSL接続が可能な集落です。
(*黒い文字の集落はISDN接続かダイヤル接続です。 )
(*一般家庭での光ファイバーは出来ません。)
さて先日、永田地区の知人から電話がありました。
「新しく永田地区に引っ越して来た外国人の方が
仕事の関係でインターネットが必要なので
NTTに話をしたら、
ISDN接続は今は無理だと言われたそうなんだけど
どうしたらいいのかなぁ・・・?」・・・とのこと。
外国人の方だからきっと話が伝わらなかったのかと思い
私の方からNTTに電話をしてみると
「現在、永田地区にはISDN回線の空きがありません。
空き待ちの予約をされますか?
いつ空くかはわかりませんが・・・。」・・・とのこと。
・・・思わず言葉を失いました。
総務省が発表した2007年6月末現在の
ブロードバンド整備状況は95.6%(4,885万世帯)。
2010年までに100%を目指しているそうです。
ちなみに市町村単位でみると
屋久島町もブロードバンド(ADSL)接続が可能なので
95.6%の中に入っているのでしょう。
しかし、市町村単位ではそうであっても
集落単位ではまだまだブロードバンド接続は出来ていません。
ましてや、ISDN接続すら新規では出来ないのです。
「屋久島町はブロードバンド接続が可能です。」
・・・・これも事実。
「屋久島町はダイヤル接続しか出来ません。」
・・・・これも事実です。
福田首相は
「地域間格差の解消が最重要課題」だと
一日の所信表明演説で述べました。
屋久島町になった今、
新しい町長には
「集落間格差の解消が最重要課題」だと
言って欲しいものです。
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●データで見る屋久島町の集落人口 (10/14)
データで見るシリーズです。
先日、合併後、初めて各戸に配付された
屋久島町の「町報やくしま10月号」に
19年8月末現在の屋久島町(*口永良部島含む)の
集落毎の人口と世帯数が出ていました。
そこで屋久島タイムスで以前掲載した
昨年(H18.2)のデータと比較してみました。
ちなみに町報の通りの順番で表を作成しましたが
何か違和感があります。
本庁舎のある長峰から反時計回りに旧上屋久エリア・・・・
その後、旧屋久町エリアは
長峰のとなりにある永久保から時計回りに書かれています。
本庁舎が長峰にあるので
長峰が最初に来るのは理解出来ますが
ひとつの町になったのですから、
どちらか回り方を決めて
グルッと一周した方がいいと思うのですが、
みなさんはどのように思われますか?
*尚町報では、旧町の表示や旧町の合計数は、
掲載されていません。
■屋久島町 集落別 人口/世帯数(H19.8.末現在)
同データとH18.2との比較一覧
ちょっとびっくりしたのは、
総人口は137名も減っているのに
世帯数は201世帯増えているということです。
二世代同居の世帯が分割して世帯数が増えたのでしょうか?
独り者あるいは家族の少ない[来たり人]が増えたのか?
理由はよくわかりません。
次に集落の人口数が多い順に並べ替えてみました。
■屋久島町 集落別 人口順位/人口比率(H19.8.末現在)
・・・みなさんはデータを見てどのように感じられますか?
島民のみなさんは
自分の集落が旧町では○番目というのは
大体わかっていたと思うのですが、
屋久島町になるとビックリするような順位になっていませんか?
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●新:屋久島町の広報番組が
「にじいろ通信かみやく」とはこれ如何に(10/17)
旧:上屋久町エリアには、
町民への防災対策を考慮した
[オフトーク通信]という
停電時でも使える広報システムがあります。
これはNTTの電話回線を使った通信システムです。
ちなみに、旧屋久町エリアには、
[オフトーク通信]システムはありません。
それに類するものとして[町防災行政無線]があります。
[オフトーク通信]では、
停電時や断水時の復旧状況、フェリーや高速船の運航状況、
各種団体のイベント情報、集落の行事情報など
状況に応じて随時放送がなされています。
また、「町の広報番組」が毎週火曜日と金曜日に
朝・昼・晩の都合3回、放送されています。
ところで、
9月までは上屋久町の広報番組のタイトルは
「にじいろ通信:かみやく」でした。
10月になって屋久島町になったので
「にじいろ通信:やくしま」なるのだろうなと思っていたら、
今現在も「にじいろ通信:かみやく」のまま・・・・。
確かに、合併協議会では
「にじいろ通信かみやくについては
当面は現行のとおりとするが・・・・」(協定項目第34号)
・・・・とありますが、
せめて番組のタイトルぐらいは、
「にじいろ通信やくしま」にしても良いのでは・・・・。
お役所というところは、頭が固いのか真面目すぎるのか??
とにかく、合併したのに、
役場自体が「かみやく・・・かみやく・・・」と
町民に対して言い続けているのは、
非常に違和感があります。
「行政」と「住民」の「感覚のズレ」・・・・。
些細な事かも知れませんが、
こういう「ズレ」が
「住民の行政不信」を招いているような気がします。
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●すっかり秋らしくなってきましたが・・(10/24)
つい先日まで寝る時はタオルケット一枚だったのですが、
ようやく朝夕の冷え込みが強くなり、掛け布団を出しました。
しかし日中は風があれば涼しいですが、
直射日光の下ではジリジリと肌が焼け
夏のなごりもまだあります。
ここ数日は晴天続き・・・。
県道沿いのあちこちにある芙蓉の花とともに
屋久島の各集落の運動会も花盛り。
すっかり秋らしくなってきました。
さて、屋久島町になって3週間が過ぎました。
合併により、旧両町の各公共施設の「名称が変わった」ことが
町報に載っていました。
「旧上屋久町役場」は「宮之浦支所」、
「旧屋久町役場」は「尾之間支所」などなど
しかし、昨日(23日)見た限り、
安房にある旧:屋久町総合センターの正面玄関にある名前は
「屋久町総合センター」のままでした。
町報には「屋久島町総合センター」と書いてあったのに・・。
10月1日に民営化された郵便局は、
10月1日には看板も局内もすっかり変わっていました。
中味はさておき、見てくれだけは流石!!
今のところ屋久島町はまだまだという感じです。
「新しい町長が決まるまでは、しばらくこのままヨッ。」
・・・という声もありますが、
まさか、また屋久町と上屋久町に別れるわけでもなし・・・
せめて看板くらいは、
10月1日に合わせて変えるくらいのことは
出来なかったのでしょうか・・・・。
町長立候補者4名の「それぞれの後援会の街宣車」が
相変わらず町内を走り回っています。
少しは「政策らしきもの」をコメントする車も出てきました。
11月11日の選挙まであと二週間と少し・・・。
政策論や島の暮らしづくりの「具体策」が
もっともっと出て来る事を期待しています。
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