●ニュース&コラムINDEXへ戻る
1月のニュース&コラム INDEX
●明けましておめでとうございます。
屋久島つむぎ屋は1月3日より営業いたします。(1/1)
●あまりの寒さに里の山もほんのり雪化粧。(1/10)
●肩書きを外して自由に語りあうことの意義(1/18)
●環境省の山岳トイレ対策としての
携帯トイレ導入に思う(1/24)
●???珍しいものを拾いました。(1/31)
今月のニュース&コラム
●明けましておめでとうございます。
屋久島つむぎ屋は1月3日より営業いたします。
(1/1)
明けましておめでとうございます。
2009年が幕開けました。
昨年7月、
宮之浦の屋久島タイムス事務所を改装し、
商品開発・飲食・物販事業として
[屋久島つむぎ屋]を併設開店いたしました。
屋久島タイムスだけではなく、
つむぎ屋の商品やサービスを通して
より一層「屋久島のあたりまえ」を
紡いでいきたいと思います。
どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。
尚、屋久島つむぎ屋は
1月3日より、営業いたします。
みなさまのご来店をお待ちしております。
2009.1.1
屋久島タイムス
屋久島つむぎ屋
●このページのトップへ
●あまりの寒さに里の山もほんのり雪化粧。(1/10)
お正月の3日・4日は天気がよかったのですが、
ここのところ不安定な天気が続いています。
特に今日はすごい冷え込みで
里の山もほんのり雪化粧しました。
さて、お正月を屋久島で過ごした観光客や
帰省していた出郷者も島を離れ、
この時期の屋久島はとても静かです。
正月明けから2月下旬にかけては
本来の島の暮らしの姿を感じられる
唯一の時期でしょう。
世界自然遺産登録から15年。
山岳部の自然荒廃やトイレ問題などだけではなく、
観光の島:屋久島は様々な問題を抱えています。
この時期、ゆっくりと
これからの屋久島のありようについて
考えてみたいものです。
●このページのトップへ
●肩書きを外して自由に語りあうことの意義(1/18)
16日の夜、約7年ぶりに屋久島塾の集まりがありました。
屋久島塾は、平成10年に設立。
屋久島に暮らす塾生を中心に、
屋久島に関する様々なことがらについて
「島外のモノサシ」ではなく、
「屋久島独自のモノサシ」で考え、語り、行動する組織です。
語り合ったり、視察や研修をする定例会がニヶ月に一度、
ほかにも「緑のフォーラム(H.11)」や
「屋久島文化デザイン会議(H.12)」、
「鹿児島探検隊(H.13)」など、
イベントの企画・運営も行なってきました。
当時、上屋久町・屋久町という行政の枠を越えて
屋久島に暮らす様々な業種で働くメンバーが
一堂に会する組織は、他にあまりありませんでした。
しかし、平成14年に「合併したらどうなるの?」という
「合併問題疑問集」という形の新聞折り込みチラシの
企画・製作・配布を最後に
ほぼ休眠状態に入っていました。
綾小路きみまろではありませんが、
「あれから7年・・・・」
塾生それぞれが歳をとりました。
大きな肩書きを背負い、社会的立場が変わった人も
数多くいました。
16日の集いでは、久々の再会に感激し
以前と変わらぬ語り合いが行なわれました。
そんな中、ある塾生が・・・
「普段は、立場上、組織の代表として
発言しなければならないので
個人の意見を喋れないのがつらい。
屋久島塾みたいに
肩書きを外して話せる機会が少なくなった。」
・・・・屋久島にも色々な組織があります。
そして必ずしも組織の意見が
まとまっているわけではありません。
また、組織の中で
議論が尽くされているわけでもありません。
日本の国政も、屋久島も
根本的なところは、同じような気がします。
肩書きを外して自由に語りあうこと・・・・
そして色々な人の意見を聞くこと・・・・
こんな時代だからこそ、
屋久島塾のような「語り合える場」が
本当に必要だと感じました。
みなさんも肩書きを外して
自由に語り合ってみませんか?
屋久島タイムスへのご意見もお待ちしています。
●このページのトップへ
●環境省の山岳トイレ対策としての
携帯トイレ導入に思う(1/24)
環境省九州地方環境事務所が
屋久島の山岳トイレ対策の一環として
携帯トイレの導入を決め、
5月の大型連休までに
使用スペースとして
テント型の簡易ブース10基を
避難小屋の周辺などに設置、
夏までに恒久的なブースに建て替える予定という記事が
日曜日の南日本新聞の一面トップに載っていました。
屋久島タイムスの
兵頭昌明の四方談義Vol.36
■自分で出したモノは自分で持ち帰れ
・・・・にもありますが、
山岳部の現状を考えると
「あたりまえのこと」だと思います。
ようやく、公(おおやけ)の機関が行動に移したということは、
ある意味、評価できることでしょう。
ただ、環境省が
「携帯トイレの使用スペース」を作るだけでは、
山岳部のトイレ問題の解決にはいたりません。
携帯トイレの導入には、
まだまだクリアしなければならない課題が
数多く考えられます。
・どうやって登山客に携帯トイレを持たせるのか?
・既設のトイレがあるのに携帯トイレを本当に使用するのか?
・登山客全員が使用済みの携帯トイレを麓まで持ち帰るのか?
・使用済みの携帯トイレの最終処理費用は誰が負担するのか?
〜などなど〜
これらの課題をすべてクリアしなければ、
問題解決どころか
新たな問題が発生する可能性があります。
今年の夏ごろに・・・
「屋久島の山岳部、
携帯トイレが定着し環境負荷が軽減」
・・・というニュースが出ることを期待しますが、
もしかして・・・
「携帯トイレの使用普及せず」
「トイレブースに使用済み携帯トイレが山積み」
「あちらこちらに白い花?
使用済み携帯トイレが登山道周辺に散乱」
「里のゴミステーションに
使用済み携帯トイレが不法投棄」
・・・というようなニュースが出るかもしれません。
先月のニュース&コラムにも書きましたが、
「屋久島のトイレ問題」は、
立場立場によってその捉え方が様々です。
しかし、
まずは今回の携帯トイレの導入を
島民全員に知ってもらうこと、
そして、
島民の誰もが観光客に対して
携帯トイレの利用と持ち帰りを
言えるようになることが大切です。
果たして、うまくいくのか??
疑問は残りますが、
うまくいくことを期待したいと思います。
もしそれがだめなら・・・・・
入山規制しかないと思います。
●このページのトップへ
●???珍しいものを拾いました。(1/31)
みなさん!
まずは、次の写真をごらんください。
何だかわかりましたか?
屋久島つむぎ屋の玄関前の土の上に落ちていたものです。
そうです、缶ジュースのフタ、
いわゆるプルトップです。
でも、あらためてよ〜く見てください。
そうです、これは、フタが切り取られて外れる
「プルタブ式」のプルトップなのです。
■プルトップ(プルタブ式)
よくよく考えると、最近の缶ジュースのフタは
タブが外れない「ステイオンタブ式」です。
■プルトップ(ステイオンタブ式)
Wikipediaで調べてみると
「プルタブ式」は
プルタブがポイ捨てされるため
環境問題や社会問題として認識されるようになり、
1980年頃からは
タブが外れない「ステイオンタブ式」が
広まりはじめ、
1990年にはほとんどすべてが切り替わった
・・・と書いてありました。
・・・・ということは、
今日拾ったプルタブは、1980年代のモノ!!
つむぎ屋の玄関前は、
昔からジュースの自動販売機があるのですが、
その昔ジュースを飲んだ人のゴミが
土の中から出て来たということです。
・・・嬉しいような・・・虚しいような・・・
何か考えさせられる出来事でした。
|